English Profit taking
利食いの難しさ

人々は欲望を満たそうと相場の世界に入ります。 自動車が欲しいとか家が欲しいという欲望は、購入することで欲求が満たされますが、お金儲けの欲望には限度がありません。 相場の難しさはそこにあります。
利食い千人力
相場が思惑通りに展開し評価益が出てくると、誰でも心が弾み更なる欲望が生まれます。 利益とは確定して初めて実現するものであり、確定しなければただの評価益(計算上の利益)に過ぎません。 相場の格言に「利食い千人力」とありますが、利食いは千人を味方につけたくらい意味があるということを表しています。 為替相場は展開が早く、昨日まで評価益が出ていたポジションも、今日は評価損が出てしまったということはよくある話です。 ポジションに対し、いつも利食いのターゲットを持つよう心がけて下さい。
頭と尻尾はくれてやれ!
これも相場の格言ですが、魚の頭と尻尾は、猫にでもくれてやって、まん中の美味しい身のところを食べて満足しなさいという意味です。 利食いを入れたあと、更に上昇(下落)することが多々ありますが、そのような場合にもあまり欲張ると逆に利食い損ねる危険もありますよという注意を促している格言です。
利食い目標

利食い目標を自分の都合で決めてはいけません。 「10万円儲けたら利食おう」とか、「100ポイント抜けたら利食おう」という目標を定めても、為替相場は、あなたの勝手な目標通りに動いてはくれません。 相場の変動は、一種の自然現象のようなモノです。 天気予報では”晴れ”となっていても、”雨”がふる場合はよくあります。 雨雲が近づけば、「そろそろ雨が降るな」と察し行動を取ることが重要です。
為替取引には勘も重要!
為替取引では、自分の目で相場の流れを確かめ、自分の直感を信じ、速やかに自分で決断していく行動力が勝敗の鍵を握ります。「たら・れば」は禁物です。 例えば「3回も上値(下値)を試したのに抜けない・・そろそろ危険かな?」と感じたら、レベルを無視して速やかにポジションを手仕舞う行動も時には必要です。 急落(急騰)直前に不利なポジションを落としていた仲間をよく見かけました。 ある朝、顔に脂汗をかいて、周りの人間にも話もかけず、ずぅ〜と、耐えている仲間の姿を目にしました。 私もそのことに察し、彼に話し掛けないようにしました。しばらくすると、静かなディーリング・ルームに ロイターのディーリングマシンをたたく(キーボードを打つ)音が響きました。 近くにいた誰もが、彼が手仕舞ったことを察しました。 1分もたたないうちに相場は急落!しばらくして、ほっと一息ついていた彼に「どうして急落を見抜いたか?」と質問すると、彼は一言だけ「勘だ」と笑って答えました。
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